恋愛

私の決意。

久しぶりに心のうちを。

 

彼との別れ。昨年の10月からの同棲解消とともに、完全に離れていたらこんなに引きずってなかったのかな。

気がつけばもうすぐ5か月になろうとしてるってのに、やっぱりぽっかりしてる心。

 

あれから、うさぎのあるちゃんが死んでしまったり、私のテンションはもう浮上できないんじゃないかって、

ただ苦しくて、泣きたくて、心も頭もおかしくなりそうだった。

時間とともにひとりの生活にも慣れて、ゆっくり、痛みが和らいでいったと思ったこともあった。

でも、ふと思い出すとまた引き戻されて、悲しくなる。

 

彼は、「今までで一番家族のようにおれのことを何でも知ってて、こんなに心許せた人はいないんだ」って

言ってくれていた。私にとってもそう。これほどまでに私を知ってる人はいない。

「別れても、連絡を取れなくなるのは悲しいし、友達として、うまくやっていけないかな。」

彼はそう言った。

「私には、それはできない。」って答えた。

いつまでも期待してしまう。そう、話した。

 

当初の予定、『3か月』ってのも、苦し紛れに3か月たったらまた考えてほしいって私が提案したもの。

彼とは、たまに業務的な事で連絡をとっていた。ご飯を食べた事もあった。

車の中で話し合った事も。

別れてすぐ、私が何度も何度も泣いたり、怒ったりして困らせた。

長い目で見たら別れたいって思ったのも、別れに持ち込んだのも私だったけれど、全然納得できなくて。

年明け、だんだん私にも少しずつ冷静に話ができるようになって、ご飯を食べた時、

「家が別々なのは、もう契約があるから仕方がないけれど、その状態で付き合うってのは無理なの?」

と聞いた。

「それは今は正直考えられないけれど、別れたころから見たらずっと冷静になって、

ちゃんと話せるようになってから1ヶ月半たった。はじめ言ってた3か月ってのはこれから考えられると思う。

だから残りのあと1ヶ月半、この距離感を保ちたい。そしたら考えて見れると思う。」

と、彼が言った。

 

ハッキリ言って、思わせぶり

でも、そろそろ、その時期になる。

 

 

今、より冷静に考えてみて、やっぱり彼の事を好きだったことは幻ではないし、

きっとあの頃のように仲好く出来たら楽しいだろうなって、今でも思う。

でも、何かが、もう違う。

 

わんこ達のかわいいしぐさや、ガムを取り合う姿、仲良く顔を乗せ合って眠る顔を見ると、

彼に教えてあげたくなる。

でも、きっと今はもう、遠く離れている彼には、ちゃんと伝わらない。

彼ともう一度よりを戻すことになっても、また嫉妬したり、切なくなったりする。きっとそう。

また涙を流して、また怒って、別れたいって思ってしまうかもしれない。いや、きっとそう。

 

彼に、今日、そう伝えた。

 

完全別離。何度もそんなメールを送ったけれど、今回は決意。

彼はもう、別のエリアの人なんだ。

住む世界も感覚も、環境も違う。追っても辛いだけ。

 

 

彼からの連絡はない。

なくていい。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

好きなのか。一人になりたくないだけなのか。 【episode8】

忘れる必要、忘れる努力。

 

NTTやネットのプロバイダ契約は、彼の名義。

もちろん今も、これまでも、生活にかかる支払は、私が管理、というか、

把握してたのが私だから必然的に私がいつも払ってたんだけど、

住まいを別にした今、郵便物の転送手続きをしたため彼のもとに請求書が行ってしまう。

その度にポストに入れてもらってる。

その度に、彼から一言メールが来ている。

「入れといたからね。」

たったひとこと。だけど、やっと来たメール。

 

「もう連絡はとりたくない」

別れる頃、私が彼に送った言葉。

 

別れてもあからさまに引きずっていたのは最初から私の方。

どうしたいのか、何を期待しているのか。

心は不安定で、そこに決めた決心は情けないほどゆるい。

会いたい。

話がしたい。

せめて、メールがしたい。

別れて1ヶ月は、苦しくて苦しくて、日々言うことが変わる私。必死だった。

この苦しさから抜けたくて、忘れたくて、でも、連絡が取りたくて、会いたくて。

すれ違う、彼と私の決心の違いは、ただ私をイラつかせる。

言葉にはトゲがあり、彼に植えつけるものはただ、不快な思い。

「とりあえず3ヶ月がんばるって、約束したやん。」

彼がどうしたいのか、ハッキリ言って分からない。

「別居で付き合うってわけにはいかないの?」

食い下がろうとする私。

 

仕事に集中したいから、今、俺とは付き合わない方がいい。

 

この言葉は、その「ビジネスとしての関係」に嫉妬する私を見てられなかったのかもしれない。

勝手に嫉妬をして、携帯を盗み見るようなことをして、責め立てるような言葉をかける私。

彼にとって家は安らぎとは遠い存在になっていた。

ひとり暮らしで自由になって、より『自由な疑似恋愛』ができる彼が妬ましかった。

私はペットの世話もあるから夜は自由になれない。休みだって、泊まりはできない。

寂しさと、ほこ先のわからない嫉妬。

彼と戻ることが決して幸せへの近道でないことは、よくよくわかってる。

それなのに、会いたくなる。

会えないことで、イライラする。傷つけようとしたり。

 

やっと最近、連絡がこないことが普通になりつつある。

携帯がならない日もあるし、電話だってほとんどかかってこない、かける事もない。

彼がどんな生活を送っていて、病気になってないか、仕事はうまく行ってるか、なんて、

気にし出したら連絡を取りたくなってしまうから、私からは連絡を取らない。

彼はきっと、こうやって徐々に私が離れていくことを望んでいるのかもしれない。きっとそう。

そう自分に言い聞かせて、アドレスを変えて。

でも結局、ソフトバンクを使っているから、電話番号でメールが送れてしまう。

最後に連絡をとった夜から、もう3週間。

あぁ、やっと、連絡がないことに寂しさや、彼の顔を忘れていく事がよし、そう思っていた。

 

そんな時、たまに来るメール。

「請求書、ポストに入れといたからね。」

「ありがとう」

ひとことふたこと、絵文字なんかほとんど使わない。

業務的な、そんなそっけのない返信を意識的にする私。

もちろんそれで彼の気持が戻るわけでもない。そんなのわかってる。

どうしたらいいのかわからない。

そもそも、別れたいと思った時の事を思うと、忘れた方がいいと、客観的にはわかってる。

 

休みはカレンダー通り、昼夜正常で、旅行や遊びに行くときは人ごみの中。

たまに贅沢したりなんかする、普通な生活。それがほしいって今でも思ってる。

 

でも、彼という、人間は、他にはいない。

「まゆげはえてきてるで(笑)」とか、「おなかに肉ついたんちゃう?(笑)」とか、

そんな所を平気で言ったり言われたりしちゃえる関係を、彼以外とまた築くことができるのか。

そんなことを考えてしまうと、また古い思い出がたくさん溢れて、水になって流れる。

抜け出せない。

誰かに正解を出してもらいたいわけじゃないから、

「別れて正解だよ」って慰めて言ってくれてるんだろうけど、心に響かない。

なんとなく「それは違う」って思ってしまう。納得いかないんだもの。

自分で解決するしかないんだけど、気持ちがそれを繰り返す。

もう、約束の3か月がたつよ、この年の瀬を超えたら。

 

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。つづく。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

好きなのか。一人になりたくないだけなのか。 【episode7】

彼との出会い。

 

もともと私は営業職。接客の、営業。

そう、アルバイトから社員になった。それと同時に、新規子会社立ち上げに携わった。

といっても、そんなかっこいいもんじゃなくて、ただその子会社の社長と役員に気に入られてたからcoldsweats01

エクセルやワードは、本を見たわけでもなくて、必要に駆られて覚えていった。

せっかちな性分な私は、難しい計算式もどんどん覚えていった。

社会人になって、セキュリティ万全、ネットのインフラ環境もばっちり。

なんだかキラキラなオフィスで、社長直属の専任事務をこなす事が誇らしくて楽しくて仕方なかった。

 

本社勤めになる2、3か月前、彼氏と別れていた。

それまでもこの頃も、私はなぜか恋愛が長続きしない。。

気が強いわけでも、なよなよしているわけでもない。

ケンカ別れもしたことないし、別れて泣いた事もない。サバサバ系だから、別れもサバサバ。

毎日終電で大阪から京都に帰って、コンビニでおにぎりとかパンを食べる超不規則な生活、

それでも、日々は充実していて、不安なんかほとんど感じてなかった。

 

そんな時、同じ会社で営業をしている、彼と出会った

でも、会社では業務的な内容を一言二言話すだけのやりとり。

私はとくになんとも、思ってはいなかった。たぶん、彼もそうだったと思う。

みんなでたまにする飲み会でも、隣になることはなかったし、喫煙所で会話するくらいの関係。

 

ある時、ふとしたお客さんの対応のお礼に、ご飯に誘ってもらった。

今考えると、彼をよく知る今だからこそ思うのは、これってすごいことflairだった。

彼が女の子を食事に、しかもお酒があるところに誘ってくれるだなんて。

全くお酒が飲めない彼だからこそ、今、何で彼は誘ったのか、今でもなんでだったのか。。

とはいっても、口約束。お互いに忙しいのもあって、お誘いからずるずる時間が過ぎて。

結局、彼の転勤が決まって、引っ越しまでもうすぐって時に、もう一度誘ってくれた。

私の終電もあるから日付が変わる前には電車に乗るつもりで、

彼の選んだ、ミナミのおしゃれなバーに行った。

二人で席を並べるとすぐに、お互いいろんなことを話した。

今までほとんど意識してなくて、年だって随分上だし、4年別居中とはいえ、奥さんもいる。

だから全然緊張する必要も、気取る必要もない。

食べ物もおいしくて、彼はゆっくり、私はまぁまぁ、お酒もすすんで。

気がつくともう時間。もう少し話してたいのに。

私には大阪に住んでる兄がいる。ミナミ近辺なので、兄宅に泊めてもらおう。

そう思った。。。。。のは、ほんの1時間くらい。

別に付き合うわけじゃないし、今日はいいじゃん。お酒で頭もぼやけた私が彼を引き留めた。

恥ずかしいくらい軽い女でした。もう恥ずかしくて一生しないだろう恥ずかしき積極性。

風邪気味でのどぬーるスプレーを頻繁に使う彼を困らせた事でしょう。。。

それでも、始発で京都に帰るつもりは200%あった私。

何がしたいのか不明だけど、もう一軒!と思ってたのか、彼の服を脱がせたかったのか。

 

たぶん彼はマジで仮眠のつもりでミナミのすぐ近くのラブホへ行った。

のどぬーるを何度もつけるほどその頃には彼の体調は悪化(笑)

「マジで寝るからね。」そういう彼。

私もウトウト。でも、この不自然すぎるシチュエーション。私が襲った形になりました。

 

結局ぐっすり寝てしまい、京都になど帰れるわけもなく、簡易メークで出勤。

すっかり酔いがさめると、以外に全部覚えてて、なんて事だと反省しながらも、

通勤ラッシュの地下鉄で、気持ちを切り替える自分が恥ずかしくもたくましい。

 

それから、元の忙しい日々に戻り、「1日だけのふたり」と割り切れた私。

1週間程して、彼の転勤前日、突如決まった『お別れ飲み会』が開かれることに。

この日私は前から決まってた、大学の頃からの仲良し男女4人組で久々に梅田で会うことになってた。

じゃ、元気でね~って普通に言葉を交わして私は早めに退勤。

久々に会う友達との会話はまぎれもなく楽しくて、いっぱい笑っていっぱい飲んで。

友達(女)の突然の仕事の呼び出しで、意外と早めに解散することになった。

「まだ22時にもなってない。。ちょっと向こうも見に行ってみようかな。」

女の子が私以外には1人しかいない組織だったから、

ちょっと様子見に、『お別れ飲み会』へ。

来月から私が住むことになってた、会社にとても近いビルの1階にあるお店。

よく使う、居酒屋チェーン。よくこんな所に住むよなってみんなに言われたけど、

お仕事が楽しかった私にとっては、たくさん寝れて、すぐ帰れる、サイコーの立地。しかも新築。

それはそれとして、もう結構顔がゆるんでほっぺが赤くなった営業さんの群れを見つけた。

「ちょっとだけ顔出しに来たっ☆」

何杯か飲んだ後、次の日引っ越し業者が来る、彼を含めた転勤組のために早めに切り上げる事に。

 

ここで私、家具も何もない自分の住む事になったマンションに忍び込んで、ごろ寝してやろうと考えた。

今日こそは一人で。

帰ってゆくみんなに手を振って、真隣のコンビニに向かう私。

お茶を選んでいると、後ろに、さっきまで一緒に飲んでたハゲ課長。。。。。。

ナンスカ。。。。。??笑顔で構える私。

ただのハゲ課長から、ただのブサイクエロハゲ課長にモデルチェンジしたおっさんは、

どうやらまだ一緒に酒を、しかも私のピカピカな新居で飲もうと言いだした。

「いやいや、帰れますやん(笑)みんな行っちゃったんですか?電車ありますやんか。」

私も必死だ。

 

この、ブサイクエロハゲ課長、私がこの頃気に入ってつけていた香水『GUCCI rush2』とは

似ても似てない『GUCCI rush』をつけていた。

私から言わせれば、全然、びっくりするくらい全然似てない、

強くて、私にはややクサイとすら感じるこのニオイ。

こいつのせいで私はrush2を封印した。

 

そんなおっさんと一緒になんかいられるか!完全にエロ目やん!

さっさとコンビニで酒を選び、「何もしませんヨ~♪」とかなり強引なおっさんに

身の危険を感じ、同僚の奥さんが迎えにきた車で送ってもらってる彼に、メールをした。

「M君と一緒?ちょっと帰ってきてくれへん?ハゲが残ってて部屋に一緒に来るって酒買ってる。。」

すぐに電話が鳴って、部屋に上がった頃に彼が来た。

とりあえず安心。意外と簡単に寝た(フリ?)をしたハゲからやや遠い所に座って、

彼と他愛もない話をしながら陽が昇るのを待つ。

そして、地下鉄の始発の時間になった。

酒臭い、ブサイクエロハゲチラカシ顔がツチイロ親父を揺さぶり起こし、電車に乗る。

梅田で乗り換える私と彼。

電車降りてからはこれでもかってくらいハゲ課長の悪口を言いながら、私の乗る阪急まで送ってくれた。

 

「じゃ、ここで。ありがとうね。今日引っ越しの荷造りだよね。ごめんねなんだか(笑)名古屋でも元気で。」

 

手を振って阪急の改札口をはいり、電車に乗り込む。

ドラマチックな展開なら、電車が動き出す前に何かが起きるもんだけど、

起きるわけがないし、変な緊張が解けて一気に眠たくなったので普通に椅子に座って目をつぶる。

すぐに電車は動き出し、梅田・・中津・・十三・・・・・・淡路・・10分もかからないくらいだろうか。

淡路に着く前に、メールの着信で携帯が鳴った。

 

『もっと一緒にいたかった。戻ってきてほしい。』

 

何かが私を突き動かした。

あまりに突然で、でも胸が高鳴って、目もぱっちり覚めていた。

淡路で駆け降り、逆方向の電車に飛び乗る。

梅田までの10分、たくさんあいている椅子に座る事もなく、改札に一番近いドアの窓際に立つ。

ホームに着くとすぐ、改札の向こうに小さく待つ彼が見える。

改札を出たら一直線に彼のもとへ。さっきまで一緒に笑って話してたのに、

さっきまであんなに近くにいたのに、やっと会えたような気がした。

抱きついて、キスをする。恥ずかしいから2回だけ。

だけど、こんなにやさしい顔をした彼を、こんなに近くで見る事が出来た。

 

好き。

 

好きになったんだ。私。

 

私が先なのか、彼が先なのか。

いつ好きになったのかなんてわからない。でも、もうとっくに好きだったのかもしれない。

 

今日が荷造りで、明日が引っ越し。

いきなりの遠距離恋愛が、スタートした。 

 

これが、もう4年も前の事だけど、今でも鮮明に覚えてる、彼との出会い。

 

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。つづく。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

好きなのか。一人になりたくないだけなのか。 【episode6】

彼の仕事の事。

1

 

 

 

ステンドグラス工房のスタッフ、測量、ネットワークビジネス、体育会系の営業、

SMバーの受付、バーテン、ハプニングバー店員、IT系の営業、小売卸業、

インターネット販売、そして、ハプニングバー経営。

 

基本的に職業に偏見ない。業種にも偏見はもちろんない。

みんな尊重し合って、組織ができあがって、システムができて、

利益が生まれて、収入が発生して、自分の生活に戻る。

この流れって、どんな仕事をしている人にも当てはまる。

 

ニートやネットカフェ難民だって、彼らのうちの多くは何か仕事をしてる。彼らの意識はそれぞれだろうけど、

ホストやホステスだって、トイレの清掃員だって、医者だって、弁護士だって、

都知事だって、総理大臣だって、日々の生活のために働いて、おうちに帰って、

自分のにおいのついた布団で寝たい。どんな職業、どんな職種の人だっておんなじ。

 

今まで、年齢的経験値だけの理由なのかもしれないけれど、

こんなにいろんな仕事をしてきた人に会ったことがなかった。

バイトで何十もの店に行ったことがあるとは少し違う。どちらかというと、不器用にどれも一応やろうとしていた。

私自身、『やりたいこと』を聞かれても、いまいち何も思い浮かばない。

いつまでそんな就職活動の心配もしてない学生みたいな状態でいるんだって、怒られそうだけど、

私の特徴をあえて言うなら、「たいてい何でもこなせて何となくうまくいく」ってところ。

対して彼は、「たいていどこかにほころびが生まれてうまくいかない」ってところ。

彼はいつも、やろうとしていることを強く決心し、実行する。

やりたい事も実行力もない私からしたら、うらやましい感じもあるけれど、なんだか危なっかしい。

 

でも、私にはない実行力を、支えてあげよう。

「うまくいく」容量と、「まっすぐただ進む」実行力。

二人なら、お互い無いところを持ち寄って、いい形になるのかもしれない。

そう信じて、時にはくじけそうになって、でもまた少し乗り越えて、いくつも仕事を切り替えながら。

 

彼のいう「昼間の生活」、それは、普通の、ほんとに普通の生活。

私も、普通に、夜は一緒にご飯を食べて、テレビを見て、休みの日は一緒にどこか出かけて、

それでよかった。

彼がハプニングバー経営の知識を分けてほしいと、友達に言われるまでは、

地味に遠回りしながらでも、普通に。普通に普通に。

だんだん「フツウ」がなんだかわからなくなってきたのはこの頃から。

遠回りじゃなくて、道を違えてしまったんではないか。そう思うようになった。

 

彼は相変わらず、「今はこれを形にしたい」「やつのは今しかないんだ」って、突っ走る。

そのうち、私の意見は聞かくなっていった。仕事柄、どうしても普通の生活は送れない。

朝と昼はまた逆転。私が寝ている間に帰ってきて、私が出て行くときはまだ寝てる。

顔を合わすことも、会話も減り、お酒が飲めない彼が、お客さんと一緒に御飯に行ったり、

キャバクラが嫌いな彼が、お客さんとの付き合いで行く事もあるし、

休みの日だってお客さん、お客さん、お客さん。

 

ここで嫉妬したり羨んだりするのは、『デキナイオンナ』なのかな。

私とは一緒にどこも行かないのに、ご飯だって一緒に食べないのに、いろんな事いっぱい我慢してるのに、

なんでお客さんとはみんなでイベントでペンション行ったり、

なんでお客さんとはアフターでご飯行ったり、

なんでお客さんとはカラオケにも、ボーリングにも、お風呂屋さんに行ったりするの?

そう思っちゃ、いけないのかな。我慢するのが一般的?

次第に不満をぶつけるようになった。時には泣いたりした。

ずるいのはわかってる。私のワガママとは言い切れないのは彼もわかってたんだろうけど。

 

彼は、女の子のお客さんを呼ぶために、自分に好意を抱いている女の子と会うようになった。

ホストみたい。体の関係は、「持ったら終わり」。そうゆうルールらしい。

ハッキリ言って、私にはよくわからない。ルールなんて、金魚すくいの薄い紙のアミよりもろい。

そう思ってしまう。

彼は、私に、その『ビジネスの関係』を隠していた。

彼なりの、【思いやり】らしい。嫉妬させないための。

そんなの、ばれるのは時間の問題。朝までカラオケ行ってたとか、

車で最寄り駅まで送るから彼はお酒飲まないのはわかってるけど、

そんなの、相手の女の子がいつまでも「ビジネス」だなんて割り切ってくれるわけない。

いつしか、私は彼を疑い、彼は疑われないように私から距離を置くようになった。

 

「私があんなに支えてきたのに」思っちゃいけないひねくれた考えが私の頭を支配する。

「私だけなんでいつもこんなに苦しくて悲しい思いをしないといけないの?」

もうダメなのかな。私も彼も、もう、ずいぶん遠いところに来てしまったような気がした。

 

 

普通って、なんて遠いの。なんて難しいの。

 

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。つづく。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

好きなのか。一人になりたくないだけなのか。 【episode5】

溝。

 

「浮気」。今まで私が思い込みも含めて、彼が誰かと会うたびに感じた嫉妬。

浮気の定義って誰が決めてるわけでもないし、浮気「する側」と「される側」、

どんなにいつも一緒にいても、同じじゃないのかもしれない。

微妙なそのはざまで何度となく悩んで、何度となく泣いて、何度となく憤りを感じた。

 

私が、浮気をした。

 

それは、誰から見ても完全な「浮気」に入るもの。

恋愛感情を抱くことは私の中であり得ない存在の相手。

あんなに簡単に気持ちがうわつくなんて、今でも後悔でしかない。

でも、「あなたとは恋愛にはならないからねー」って思いながら、言葉にも発しながら、私は抱かれた。

たった一度、だけど一度。それが浮気であることは私の中でも否定できない。

私はそれを、半年以上隠した。

 

その相手は、職場の同僚。

たまにご飯を食べたりはした。お互い、普通に友達として。

仕事の愚痴とか、その人が言ったコンパの話とか、会社の人の噂とか。

性別とか関係なく、近くに同世代の友達がいなかった私にとっては、大学の時の誰かと同じような感覚の男。

お前なんで彼女できないの?とか、この前持ち帰った女の子とエッチできなかったとか、

男同士の友達みたいな、女同士の友達みたいな、ほんとにそんな感じの相手。

そのたった一度の後も、たまに帰りが一緒になったらご飯食べに行ったり、

ipod買換えに駅前のSofmapに付き合ってもらったりしてたけど、ただそれだけだった。

 

ある時、社用車だったけど、その同僚にうちの近くまで送ってもらった。一番近いレストランでご飯を食べた。

そこはすごくおしゃれなイタリアンレストランで、彼とも、家族ともよくいくレストラン。

私と同僚は、二人揃って『レディースセット』を頼んだ。

男の人でもたっぷり食べられる量だったと思う。最後のデザートがとってもかわいらしかった。

チョコレートで花の絵が描かれてて、ジェラートには飴で作った細いくるくるした飾りがされてたり。

その時は、私が彼と少しケンカしていた。

数日前に泣きながら彼をまた責め立てたりしていた。

愚痴を聞いてくれる「友達」として、たまたま帰りのタイミングが合った同僚を選んだのかもしれない。

彼と別れたい。彼といても幸せになんかなれない。

また裏切られた。憤りや、嫉妬、憎しみや、自分への情けなさ、いろんな気持がうずめいていた。

冷静じゃなかったのかもしれない。

 

その日から楽天ブログを始めた。

彼が新くバーの仕事をはじめて、宣伝方法をインターネットに絞っていたのは充分知っていた。

作ったことのないホームページも、いろいろ調べて見よう見まねで作ったのは私。

検索で上位に出るような方法を調べたり、ソースを調べたり、メールアドレスを作ったり設定したのも私。

そして、ヤフーブログや楽天ブログを使って宣伝しようと言ったのも私だった。

 

私はブログに、浮気したことを書いた。

何度か関係を持った、とも書いた。回数なんて関係ないけど、1回じゃなく、数回と書いた。

結果的に、彼は、楽天ブログの新着記事から、私のブログを見つけ、

ブログを読んだ。驚くほど早く、見つかった。

 

たぶん、私のそのブログを続けるつもりはなかった。

しばらくして冷静になって、きっと削除するつもりだったんだと思う。

。。。今となっては言い訳にすらならないけど、幾重にも後悔を重ねた。

自業自得。よく使う言葉だけど、彼にブログを見つけられてしまって、自分のしたことに手が震えた。

初めてこの言葉を頭に浮かべると、思わず何かから目をそらしたくなった。

 

ちゃんと謝れなかった。

バー経営となった彼とは、一緒に住んでても、時間が合わなかったのもあって、

メ-ルでのやり取りが多かった。

私は、言いたいことがあふれてしまうタイプで、メールが長い。

謝る気持ちを長く長く書いてしまう。

それに対して彼の短い返答。

不安でたまらなくて、言い訳や、後悔の気持ちを何度も何度も送った。

夜中帰ってきた彼を待って、話そうとした。涙が溢れて止まらなくて、ちゃんと隠さず全部話そうと思った。

「疲れてるから今日は無理。」そう振り切る彼。

 

あぁ、これが夢ならいいのに。

夢でないなら、全部全部、私の記憶も何もかも、消えてしまえばいいのに。

 

何度もそう思った。

ごめんなさい。。何度も言ううちに、許してくれない彼に、過去を取り出してたてつくようになった。

「あなただって。。。。」

言ってはいけない言葉。わかっていたはずなのに、発してしまった。

私の価値観での「浮気」に対して、自分でも認めてしまうほどの完全な「浮気」。

通用するわけがない。

でも、もう止まらなかった。なんで許してくれないの?私だってあんなにつらかったんだって。

 

溝。

 

彼との溝は、浅くなることはなかった。

 

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。つづく。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

好きなのか。一人になりたくないだけなのか。 【episode4】

埼玉での生活。

 

小 中 高 、私は群馬で育った。

私は、おばぁちゃまのおうちが東京と千葉なので、

買い物は東京まで親の車に乗って行っちゃうことが多かったけど、

群馬の子にとって、「東京」ってのはキラキラで、あこがれの地。

でも、金額的に新幹線に乗れない(笑)

だから、「大宮」は妥協の地。どうりで土日、ぴちぴちな感じの子が多いわけ。

西口の空中歩道は、アンプをつないだギターを弾いたり、電子ピアノを組み立てて歌ってたり、

大がかりにドラムまで持ってきてる人もいる。

私は最初に書いたように、いつも通り過ぎていたため、大宮には来たことがなかった。

親戚もいないし、何より、東京で広すぎるくらいなんでもあったから、あえて降りる事はなかった。

 

そんな地で、2006.10月。彼との新たな生活が始まった。

もちろん、大阪生まれ、大阪育ち、大阪で働いていた、大阪が庭になってる彼にとっても、未知の地。

家を探すために大阪から東京にきて、群馬に一時帰省していた私と落ち合うために、

京浜東北乗って、時間的に大宮までこれてしまった彼が、

私との待ち合わせまでの間ふらふら不動産をのぞいていた。ただそれだけ。

東京に住む。漠然とそう思っていただけだった私たちは、

意外と駅前にお店があって、「便利そう。」と思った。それだけだった。

 

今思うとなんて短絡的(笑)

だけど、何もかもリセットして、彼との新しい生活が始まる。

私にはそれで、充分だった。

土地勘がないので、とりあえずおうちを決めて、私は仕事を探す。

彼は、大阪よりも市場の広い東京に近いこの地で、新しいビジネスを始めようと準備に取り掛かる。

何もかも新鮮で、新しい楽しい生活。昔の彼女もここにはいない。不安は何もない。そう思っていた。

彼の求めた、「昼の世界」。あまりに普通で、でも明るい世界が、やっと始まった気がしていた。 

 

すぐに私は友達の会社で、事務のバイトをした。次の仕事までのつなぎの期間。

はじめは彼も、同じ会社で営業さんとして働くことになった。彼の嫌いな『組織』。

会社が小さく、相当不安定な組織だったので、結果的に今はもうないんだけど、

そこで私も彼も、新たな仲間と出会った。

私は仕事を変え、彼も、違う会社に進み、毎日ふたり分のお弁当を作る生活は、ゆっくりながら順調で。

 

その間も、自分で「起業する」ために彼なりにステップを踏んで。

今は、贅沢できない。大阪で彼と住み始めたころから心に強く決めた意識。

「いつか旅行にもたくさん行こう。洋服もできるだけがまんしよう。」

幸か不幸か、意外と大宮は狭かった。

京都・大阪ではどちらも中心部に住んでいたのもあって、ここはあまりに不便だった。

お酒を飲まない彼だから、自転車圏内のラーメン屋さんとか、ファーストフード、ファミレスしか行かない。

私もおうちで毎日ご飯をちゃんと作った。ときには彼が作ってくれた。

娯楽は少ないけど、二人の時間があるだけで、この質素な生活が、とても幸せだった。

 

しばらくして、彼は関東で出会ったビジネスパートナーと、意見の食い違いの溝を埋められず、

確かにあまりうまくいっているとは思えなかった仕事だったけど、また振り出しに戻ってしまった。

 

同時に、違うパートナーを見つけ、「新たなビジネス」を始める事になった。

 

彼が、夜の世界に戻るきっかけが、小さく灯り出した。

同時に、私たちの間にも、小さな、小さなボタンの掛け違いが生まれはじめた。。。。。

 

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。つづく。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

好きなのか。一人になりたくないだけなのか。 【episode3】

「じぃちゃんが入院してたけど、明日退院で、おとんとおかんが出かけてるから今晩から帰るね。」

「それと明日から、子供が保育園夏休み(時期的にはちょっと早い。。)だから、姫路セントラルパークつれてけって言われてる。行ってくるね。」

もちろんこの時には、着信時間とケータイの置き方、メールの見方が怪しすぎる彼を、

私は見逃してはいなかった。

「またか。。。」

GPSはもう設定してある。夕方から彼女の家に行くことも、わかっていた。

今回の私はとにかく冷静だった。

「そろそろ実家帰るわ。」というメールと共に、私と彼の戦いは再スタートした。

ちょうどご飯食べてる頃かな、お風呂入ったかな、そろそろ寝るのかな。

不自然なほどメールを送る私。頑張ってそれに返信する彼。

 

次の日、私は仕事を休んでいた。

早朝、そう、彼の熟睡が間違いない6時頃、GPSで位置確認。

実家とはまるで違うその住所の駅へ、向かう私。

今回こそは、「別れる」つもりでいた。

「別れる」にあたって、完全勝利を遂げるために、何をしたらいいか。そればかり考えていた。

彼と鉢合わせして、目を合わせて、ニッコリ笑って、ただ通り過ぎる。言葉はいらない。

これでいこう。気持ちを決めて、地下鉄に乗った。

初めて降り立つ駅と、超方向音痴の私には、ケータイが目的地まで連れて行ってくれる機能が頼り。

午前8時前。GPSの指す彼の場所に動きがあった。

アレ?駅に近い!

アレ?戻ってきた?

アレレ??また動いた!

アララララ?早っ!電車乗ってるんや!

私も走って駅に戻って再び地下鉄へ。

難波駅から数駅離れたその場所から、彼を追いかけ、なんばへ向かう。

もう、何も考えてない。ただ追いかけるだけのテンションとモチベーション。

千日前?ビッグカメラの近く?もう駅でたん?こんな朝から何してるんだろぅ。。

 

私もビッグカメラにつくころ、事態がわかった。

彼はレンタカーを借り、一度彼女の家まで戻り、彼女と彼女の子供を乗せて、なんばへ向かった。

なんばはただの通過点だった。あっという間に高速に乗り、私の早朝の鬼ごっこは、終了した。。

 

とぼとぼと家に帰る。

PCをつける。MSNが自動ログインする。

私と彼に、ある共通の知り合いがいる。

彼がママと呼ぶ、かつての夜の世界の女王様。そしてバシッとしかる、心のお姉サマ。

誰かに思いをぶつけたくて、やるせなくて、気を失いそうで、キーボードをたたく。

 

「ママ。彼が、昔の彼女と旅行に行ったみたいです。捕まえようと思ったのに、できなかった。。」

 

すぐに電話がかかってきた。何かが切れて、泣きじゃくった。

何がいけないの?私が何をしたの?彼は何を考えてるの?

悔しくて、悲しくて、わけがわからなくて、思いをただただぶつけた。

ママに、「しっかりしろ!」と言われ、ようやく自分を取り戻した。

友達にも言えない、誰にも言えなかった、今日までの事を話した。

電話を切り、ママと私のGPS大作戦が始まった。

私がGPSでチェックし、チャットで住所を打ち込む。

ママと私は、Googleマップで同時に位置を把握しながら、

他愛のない世間話や、笑い話をキーボードで交わした。楽しかった。

 

ママが、彼に電話する。「頼まれてたホームページ作成のデザインの件だけど~」

誰と居るのか、わかってるけど、わかっててどんどん追い詰めていくママ(笑)

「お前今外?リエちゃん(私)?.....違うよなぁ。後ろの声誰?リエちゃん知ってんの?」

ママのカツゼツはすごい。マシンガンのように相手をたたみこむ。

同時にママのタイピングが、私に状況を伝える。もう、ママに任せてる私。

その後何度も電話を切り、かけなおすやり取りが行われてる様子。

「今すぐ帰って来い。リエちゃん知ってるで。私が教えた。どっちとるんよ。」

「何泊どこに行くつもり?今日中に帰ってこなかったら、リエちゃん思いつめて死んでしまうかもしれへんよ。」

「あんたの知ってる女達とは違うんやで。わかってるやろ。今すぐ選べ。」

それは、なんだか他人事のように行われてるやり取り。

だけど、まぎれもなく私の事。

中途半端に嘘のつけない彼は、自分の子供を連れていくと言った姫路セントラルパークへ向かっているところだった。

 

ママと、隣でさすがに不機嫌になっている彼女に挟まれてとんでもない心境になってるであろう彼は、

とりあえず姫路セントラルパークについた。

彼女の子供が小さいのは知っていた。

私は、さすがに、セントラルパークぐらい楽しんできてほしいと思った。

 

それほど間もなく、車はまた動きだした。もうセントラルパークは終わりでいいのか。。

彼は、戻ると言った。

高速乗るのかと思ったら、山に入って行った。

迷ったのかな?しかも、毎分チェックしているママと私のGPS検索にまだ気づいていないのだろうか。。

迷っているのではなかった。

彼女がすべて予約準備していた、旅館へ向かっていた。

GPSってすごい。彼のマークが動かなくなった所にある旅館の名前を、検索してみる。

立派な旅館。私も行きたいわっ

ママからのメールで、「○○ホテル、ついたん?」

ほぼ同時についに私からのメール。

「姫路セントラルパークプールギリギリオープン前だったみたいだね。ホテルにプールあるやん。よかったね☆」

なぜ旅館に行ったのかは、後から、彼女が免許を持っていなかったのでとりあえず連れて行ったとの事。

小さい子供は彼によくなついていた。お母さんと、お父さんがけんかしていると思ったのだろうか、

泣きじゃくっていたと。

私を選ばなかったことで、もうどうでもよくなった。

ただただ、また悔しさや怒りがこみ上げて、涙があふれた。

ママに言われた。「状況うんぬんは別として、やつと一緒にいたいと思う?好きなのか?嫌いなのか?」

「好きだよ。だからほんとなら一緒にいたい。でも.......」

ママは言った。「でも、じゃない。一緒にいたい。それだけでいいんだよ。好きなら、嫌いになるまで一緒にいろ。」

 

夜中、泣きつかれた子供をあやして一緒に寝てしまった彼女を置いて、彼は帰ってきた。

 

全部ぶつけてやった。怒りも、悲しさも、私が壊れていくのも、全部あんたのせいなんだって。

メールを見たこと、GPSをつけたこと、もうしないって言ったのにしてしまったと、私も謝りながら。

 

嫌いになるまで?

ママはそういうけど、もう、悲しすぎて無理だと思った。

好きだけど、彼と別れたい。

 

近くにいたら想ってしまう。離れよう。もう実家に帰ろう。。。。。。

 

彼の想いと決意は、馬鹿な私をもう一度揺るがした。

一緒に、埼玉に。

 

一緒に引っ越して、お互いまた、もう一度頑張ろう。

何度信じようと努力しなきゃならないんだろう。

もう信じられないかもしれない。また裏切られるのは怖い。

でも、好きだったから。

私はこの時点でもう、恋愛の【勝負】に、負けが見えていたのかもしれない。

 
 

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。つづく。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

好きなのか。一人になりたくないだけなのか。 【episode2】

私に根付いた、『悪癖』が、ある。

 

名古屋、東京での転勤続きで離れ離れだった寂しい生活が終わり、大阪での幸せな同棲生活が始まった。 

 

でもその大阪で一緒に住んでいた時、私の中で無かった価値観と、行動に変化があった。

難しい言い方をしているのは、ただ「言い訳」を言おうとしているから。

私についた悪癖、それは、「メール分析」。

そう。ケータイを見ること。

空手をしている人が、ケンカしたら罪深いように、

5年近くしていたバイトのケータイ販売で、ある程度のケータイオタクになってた私。

消したはずの受信メールの復元、消したはずの送信メールも、送信履歴から確認。

私がやったらいけない。

だから、というよりは、人間として、今までそんなこと、理性とか別に考えたことなかった。

 

やればやるだけどつぼにはまる。いけないとわかってるのに抜けられない。

前回書いたように、昔の彼女に会ったことを発見したのは、怪しんでケータイを見てしまったことから。

最初はただ驚いて、手が震えて、寒くもないのに歯がガタガタ。。。

でもそれを突き出すことは、彼のケータイを見たことを自分から暴露するようで、

しかも何かの間違いかもしれないとどこかで思っていたからなのか、しなかった。

私がしたのは、小学生につけるのを主な目的とした、GPS検索機能の設定。

彼が熟睡している朝方に設定。

彼が昔の彼女と約束している日を知っていながら、あえて黙って過ごす数日間。

 

おそろしいですねww

どんな顔して設定してたのか。

どんな顔して一緒に過ごしていたのか。

でも、男って、どうしてケータイに爆弾抱えてるんでしょう。。。

 

私の中で、【恋愛】っていうものは、【勝負】だと思ってる。

よく、「その考え方は間違ってるって!」って言われますけど、私はそう思ってる。

恋人の間は、戦い。

結婚したら、同士。

簡単でしょ。だから、今まで別れても、というか別れそうになったら傷つかないうちに心の整理をしておく。

別れて、ダメージくらって、泣いて、落ち込んで、何も手につかない。

そんなの完敗です。相手にすがりつかれるようにならなきゃって、そう思ってる。

屈折してるんじゃない。それだけ、『イイ女』にならなきゃいけないって、思える。

そのために努力する。メイクとか着る服を気張ってるんじゃなくて、

いかに相手を思いやれるか、とか、いかに相手からいとおしく思われるかってことを考える。そうゆうこと。

 

決行の日。

仕事はもちろん午後から取ってスタンバイ。

夕方、なんばで会う事は知っていた。

結果的に巡り合えなかったんだけど、私はメールで送った。

「仕事終わりに友達と20時頃、なんばでご飯食べに行きました。それ以外に説明不要。誰ですか?」

。。。。。。。。。。。。

あとは、別れる覚悟をして話し合い。

反省してくれてたし、それでも彼を好きだったから、信じることにした。

自分からケータイを変えると言い、私もリセットすると言った。 

メールの事も、GPSの事も、結局後になってから謝ったけど、2ヶ月後、また使うことになった。。。。

  

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。つづく。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

好きなのか。一人になりたくないだけなのか。 【episode1】

今日は、未だ癒えきらない自分の事について。

 

こんなに別れるのに精神力も体力も使うなんて、今まで思ったことがなかった。

 

それだけちゃんとした「好き」って気持ちになったことがなかったのかもしれない。

それだけちゃんと「あなただけ」って思えた人がいなかったのかもしれない。

決して完璧じゃない。むしろ今まで見たことのない、『キズもの』だったかもしれない。

 

守ってあげなきゃって思った。私より8歳も年上の彼。

組織に入ってコマのように働くことができない彼。

その不思議な雰囲気が人をひきつけ、興味を持たれて、でも表面しか見せない彼。

だからちゃんとした「心を開ける」友達がいない彼。

シュガーソースのかかった、甘いパンが大好きな彼。

今は薄くなった昔の彼女の噛み跡が体中にあって、かつてキリンと呼ばれた彼。

ひょうひょうとしているようで、静かに出来るやつを演じられる彼。

上司に媚びることは全くできない彼。

独立しようとしても、なかなか芽が出なかった彼。

エクセル・ワードがどうも苦手な彼。

ウサギのあるちゃんに、ベニヤ板を買ってきて、小さな小屋を作ってくれた彼。

大阪の時は手をつないで心斎橋まで一緒に歩いてくれた彼。

女モノの香水【ETERNITY】をもう何年もつけている彼。

高校生の時に出会った人と結婚して、パパでもあった彼。

家を飛び出して、カードもお札も抜かれてて、小銭しかなくて風俗店の受付のバイトをした彼。

アブノーマルな夜の世界に居場所を見つけていろんな女、いろんな男と話していた彼。

それでも、昼間の世界に戻りたいと思った彼。

お客さんの対応のお礼にと、千日前のバーに飲みにつれて行ってくれた彼。

お酒が全く体に合わなくて、うすーくしてもらったボスコープ1杯しか飲めない彼。

古屋に転勤が決まって、お別れ会の後、阪急で京都にもう向かっていた私を、呼び戻してくれた彼。

梅田駅で抱きしめてくれた彼。

 

書いていても、全然完璧じゃないし、人に言えないことばっかり。

それでも、彼を守れるのは、彼を応援できるのは、彼を救えるのは、

彼にとって母で、彼にとって恋人で、彼にとって友達でいられるのは、私だけだと思っていた。

独立を目指して会社を辞めて、もがいて、模索して、くじけそうになって、お金もなくて。

私も、初めて自炊をするようになった。お弁当も作るようになった。

たまには大好きなケンタでチキン。うちの近くの、日本で一番おいしい大好きなタンタンメン。

もちろん苦しいことはたくさんたくさんあった。でもそれでよかった。ただ楽しかった。

 

だのに、生活費と、仕事の資金のために、こっそり昔の彼女に会って、彼女の子供と遊んで、

それがたまのバイト。私に黙って、私にウソをついてお金を受取ろうとした。

それがバレて、反省していたはずなのに、今度は2泊の旅行でお金をくれるといわれ、それを選んだ。

高速に乗る彼と、家でGPSチェックしてる私。

 

何がきっかけで、壊れ始めたんだろう。彼は、全て私へのお金の負担を考えていたと言った。

うまくいかない自分にイライラし、頼っている自分を情けなく思い、不器用な私への優しさだった。

私も、自分が壊れていくような気がした。

 

嫉妬と、抜け出せない奇妙な生活に、何度も泣いた。

こんなに泣き虫じゃなかったのに。別れてもその日にカラオケ行けちゃう私だったのに。

何度も本気で別れてほしいと思った。気が狂いそうだった。彼を信じられなくなるのが苦しかった。

でも、彼は私が必要だと言って泣いていた。

 

すぐにいやなことから逃げ出す彼。

責められて辛いと夜中まで大阪の街を歩いて携帯もつながらなくしてしまう彼。

それでも、私に、行かないでほしいと言った。

何もかも辞めて、実家の群馬に帰ろうとする私について行くと言った。

 

そして、群馬でも東京でもない、中間地点の埼玉に、家を借りた。

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。つづく。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ココロに降った雨。

失恋をした。

ふったのか、ふられたのか、結果的にふられたんだけど、

お互いの心がすれ違ったまま、何も解決しないで強制終了した。

今回こそホンモノ。決して揺らぐことのないと思っていた。

誰よりも私が彼の理解者で、彼だけが私の理解者って思っていたのに。

いまでも変わりなく、彼が一番私のことを知っている。

でも、もう、私の想いは伝わらない。

もう2か月間、雨は、ふりつづけたまま。

| | コメント (0)